材料・加工方法の選定など、多くの知識や経験が必要となる試作開発。材料・加工・計測解析などの基本知識に加え、発注時に注意したいポイント、さまざまな加工技術の紹介など、試作開発に関わるTIPSを集めました。
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2019年11月69日に、ポートメッセなごやで開催された「第14回メッセナゴヤ2019」。展示会としては珍しい「異業種交流」をメインテーマとし、元は愛知万博からスタートした事業であり、今回は1,400社以上もの出展社が集まりました。本記事では、「円筒研削」、「スリムヘッド・スクリュー」、「小規模水力発電ユニット」といった加工技術を用いた特徴ある展示品を中心にご紹介します。
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『部品の仕事』第12回はタイヤメーカーのブリヂストン後編です。タイヤのトレッドパターンのデザインは、必要な性能を満たしながら、その性能を顧客にちゃんと伝えなければなりません。タイヤそれぞれの世界観がしっかりと顧客に伝わるデザインとはどのようなものなのでしょうか。前編からのデザイン性の追求に続き、同社の考える未来のタイヤについてお伺いすることで、部品開発の原点にせまります。本記事の巻末で、タイヤ試作の様子も動画でご紹介します。
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2019年10月23~25日に開催された『第3回 医療と介護の総合展』。前編では、医療・介護関連における新製品の事例紹介として、尿失禁改善に役立つセンサーデバイスやCMOSセンサーを先端に取り付けた内視鏡などアイデアを生かした医療製品を紹介しました。後編では、携帯型痰吸引器、災害時連絡専用端末、ヒートショックによる事故防止装置といった、災害時に活躍する身近な技術をレポートします。
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野地秩嘉氏の連載『部品の仕事』第11回はタイヤの世界的大手メーカー、ブリヂストンです。一般的に交換需要の方が多い部品と知られるタイヤは、電気自動車、自動運転になっても必須な部品といえます。今回は、タイヤを作るうえでその性能に影響を与える重要な部分であるトレッドパターンに注目し、中でも「速さ」や「静粛性」といった性能の表現に欠かせないデザインについて野地氏が切り込みます。
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2019年10月16~18日に『粉体工業展・大阪2019』が開催されました。東京と大阪で交互に隔年で開催され、13回目の今回は大阪での開催。材料を粉体にすることで乾燥、混合、成形、運搬などの工程の改善や効率化がはかられるため、粉体技術はものづくりに欠かせないものとなっています。今回は、粉体の品質管理に欠かせないコンタミネーション除去、大阪での開催ということで粉ものに関する技術、粉体の扱いで重要な粉じん爆発の予防と防護などをご紹介します。
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2019年10月31~11月2日に、富山産業展示館にて「富山県ものづくり総合見本市(T-Messe)2019」が開催されました。富山で盛んなアルミ関連企業、鋳造・金属加工メーカーをはじめ、医薬品や食品加工などジャンルを問わずさまざまな企業が出展していました。今回は、その中の出展企業4社に着目し、アルミニウムの「押出型材」、変速機に使われる「油圧部品」、BtoB向けの「ウォータージェットカッタ」、「放射線遮蔽樹脂」をご紹介します。
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2019年10月23~25日に「第3回 医療と介護の総合展」が幕張メッセで開催されました。医療機器やヘルスケア機器などを集めた医療と介護の専門展示会で、医療IT、病院設備などの展示会(第11回 ヘルスケア・医療機器開発展)も併催されています。前編では、尿失禁改善のためのトレーニング用のセンサーデバイス、CMOSセンサーを先端に取り付けた内視鏡などアイデアを盛り込んだ医療機器の開発、取組みを行う企業に着目します。
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この記事では、工業用に使用されるプラスチック、エンジニアリングプラスチック(エンプラ)の基礎的な知識を解説します。また、代表的なエンプラの種類とその性質、用途と、それらのメーカーや成形法についても合わせて紹介します。
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『部品の仕事』第10回は電子部品専業メーカーの村田製作所後編です。EVや自動運転に用いられる車載センサーの開発に加え、同社の小さくて高性能を誇るコンデンサーなどの世界シェアナンバーワン製品のビジネスについてお話を伺うことで、部品研究者の幸せや部品会社での仕事の魅力について野地氏が迫ります。
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この記事では、軽量で強度の高いプラスチック、繊維強化プラスチック(FRP)の基礎的な知識を解説します。また、FRPが期待されている市場をはじめ、FRPの種類・性質・用途、それぞれの成形法も合わせて紹介します。
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野地秩嘉氏の連載『部品の仕事』第9回は、世界シェアナンバーワン部品も有する電子部品専業メーカーの村田製作所です。自動運転技術が進化する中、自動車に数多く搭載されたセンサーは、とくに安全を担保するための役割として重要な自動車部品ととらえられています。今回は、同社が開発する車載センサーの歴史や役割をお伺いしながら、部品会社の仕事に野地氏が探ります。
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2019年9月25日(水)〜27日(金)に「第7回 関西スマートエネルギーWeek 」がインテックス大阪にて開催されました。関西における新エネルギー技術に関する本総合展示会では、太陽光発電の「FIT後」「卒FIT」に注目した自家発電・自家充電・自家消費関連の展示や、全固体リチウムイオン電池などの次世代二次電池、鉛蓄電池などの出展が目立ちました。今回は、これら注目展示内容に加え展示者インタビューをお伝えします。
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接着剤では、「しっかり接着でき、時間が経っても剥がれない」ことが重要な性能と考えられています。そのなかでセメダイン株式会社は、接着剤の常識とされてきた「剛」から「柔」へ発想を転換し、新たなコンセプトの弾性接着剤『スーパーX』シリーズを生み出します。
今回は、革新的なコンセプトの誕生秘話や、様々な用途で採用される製品が生まれた開発現場について同社 技術本部開発部長 橋向秀治氏にお話をお聞きしました。 -
2019年9月18〜20日に名古屋市にあるポートメッセなごやで開催された第2回 名古屋オートモーティブワールド。先端の自動車関連技術だけでなく、要素技術やソフトウエアなど、幅広い業種業態の企業による出展が目立ちました。今回は、自動運転、軽量化、MaaSといった関連技術や研究開発の出展企業に加え、開催事務局長の早田匡希氏にも取材し、東京とは異なる名古屋での展示傾向や見どころをご紹介します。
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『部品の仕事』第8回は電気通信事業会社NTTの後編です。なぜ、NTTグループはトヨタとコネクティッドカー分野の技術開発・技術検証で協業を進めているのでしょうか?前編に引き続き、モビリティ・サービスにおけるデータ分析の特徴、将来の交通イメージなどを伺うなかで、「見えない部品」作りの仕事のあり方にまで野地氏が切り込みます。
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野地秩嘉氏の連載『部品の仕事』第7回は日本電信電話株式会社(以後NTT)です。コネクティッド・サービスをリードするトヨタと協業し、ビッグデータ収集・分析だけでなく、ネットワーク、データセンター、5G、エッジコンピューティングなどの通信技術で自動車の「見えない部品」を開発するNTTグループ。今回は、コネクティッドカー分野における通信技術の開発概要と展望をお聞きしながら、「見えない部品」の仕事を探っていきます。
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9月14日~22日までドイツで開催された「フランクフルトモーターショー2019」。今回の開催では、特に日本を含めた海外メーカーの出展が減少し、開催地のドイツメーカーの動向がより強調されることになりました。今回は、プラットフォームからEV専用に開発された「新世代EVの登場」と、「PHEVの増加とバッテリー大型化」の2つのトレンドに注目します。
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航空ジェットエンジンの重要パーツであるタービンブレード。高温、高い遠心力に耐えることができる金属材料を複雑な形状に加工する「精密鋳造技術」の進展によって、タービンブレードの高性能化、ひいてはジェットエンジンの燃費向上が実現されてきました。今回は航空宇宙分野の市場動向に触れつつ、同分野における精密鋳造技術の開発状況を詳しく解説します。
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2019年9月に千葉県幕張メッセで開催された、分析機器や科学機器に関する展示会JASIS2019。今年は分析機器や科学機器だけでなく、ものづくり系技術や自動運転などの先端技術などの出展も印象的でした。今回は、会場で注目した「フィルム状の温度センサー」、「非接触生体センサー」、「磁化率による粒子の測定法」の3つの技術を紹介します。
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接着剤は、接着対象や環境など様々な条件に適したものを選ぶことで狙った効果を発揮します。適した接着接合を行うことにより、対象物をより長持ちさせたり、作業効率を向上させたりすることが期待できます。本記事では接着剤の種類と3つの接着剤選びのポイントについて解説します。