技術解説

材料・加工方法の選定など、多くの知識や経験が必要となる試作開発。材料・加工・計測解析などの基本知識に加え、発注時に注意したいポイント、さまざまな加工技術の紹介など、試作開発に関わるTIPSを集めました。

  • オープンクローズ戦略とは? 基礎知識から成功事例、策定方法まで紹介
    オープンクローズ戦略とは? 基礎知識から成功事例、策定方法まで紹介
    企業が持つ技術や製品に関する情報について、公開するか非公開とするかにより事業戦略の進め方が変わってきます。このとき、すべてをどちらかにするのではなく、公開する領域、非公開とする領域を選択し使い分ける「オープンクローズ戦略」によって成功を収めている企業も少なくありません。今回は、企業の成功事例を取り上げながら、オープンクローズ戦略の概要やメリット、策定方法、進める上での注意点などをご紹介します。
  • デジュール標準とは?デファクトスタンダードとの違いや規格について解説
    デジュール標準とは?デファクトスタンダードとの違いや規格について解説
    規格の標準化には、公的な機関が定めるものと複数の企業者が協議の上定めるもの、競争によって事実上定まっていくものの3種類があり、それぞれデジュール標準、フォーラム標準、デファクト標準と呼ばれます。デジュール標準(デジュールスタンダード)とは、公的な標準化団体が規格を制定するため権威性の高く、国際的な市場で用いられるものが多く存在することが特徴です。今回はデジュール標準の概要、他の標準との違い、規格、メリットとデメリットなどについて解説します。
  • フォーラム標準とは?最先端の規格を決める仕組みを解説
    フォーラム標準とは?最先端の規格を決める仕組みを解説
    従来、規格の制定は市場が成熟してから制定される「事後標準」が当たり前でしたが、技術的な進歩の早いIT関係を含む現代の市場にはまったく向かない制定方法となっていました。そこで特定の技術で事業展開しようとする複数社が集まり、事業化の前に標準化を検討する業界団体を作り、標準化を検討するフォーラム標準(フォーラムスタンダード)が始まりました。今回はフォーラム標準の概要から他の標準との違い、そのメリットとデメリットなどについて解説していきます。
  • プリント基板を用いた試作の基礎知識。松和産業に聞く、プリント基板の種類やメーカー選びの注意点
    プリント基板を用いた試作の基礎知識。松和産業に聞く、プリント基板の種類やメーカー選びの注意点
    さまざまな製品やデバイスの軽量化・小型化が進み、限られたスペースに極小な部品を高密度で実装することが求められ、製品の心臓部として重要性が増していくと考えられるプリント基板。プリント基板を用いた試作では、基板の素材やサイズ、スペックなどが基板の製造コストや納期に影響を与えます。そのため、試作したい製品のイメージをある程度固めてメーカーに相談するのがスムーズに試作を進めるポイントだと言います。今回は、三重県松阪市にあるプリント基板製造メーカーの株式会社松和産業にプリント基板の種類やメーカー選びの注意点についてお話を伺いました。
  • 銅加工のクオリティーを高めるポイントとは。たくみ精密鈑金製作所が語る銅加工の流れとノウハウ
    銅加工のクオリティーを高めるポイントとは。たくみ精密鈑金製作所が語る銅加工の流れとノウハウ
    銅は、鉄やステンレスに比べて加工が難しい材料です。柔らかい素材である銅加工は慎重を要します。品質の高い銅加工を行うため、傷や汚れを付けないための取り扱いや、表面の仕上げ方や汚れをきれいに落とす洗浄方法が重要で多くのノウハウが必要だと言います。今回は、大阪府八尾市にある精密板金製品や精密プレス製品の試作を行う有限会社たくみ精密鈑金製作所に銅加工の流れとノウハウいついてお話を伺いました。
  • 固体電解質から大気電流を貯める蓄電システムまで。セルロースナノファイバー蓄電体が持つ可能性〜セルロースナノファイバー蓄電体開発者に聞く脱炭素社会の材料開発(後編)
    固体電解質から大気電流を貯める蓄電システムまで。セルロースナノファイバー蓄電体が持つ可能性〜セルロースナノファイバー蓄電体開発者に聞く脱炭素社会の材料開発(後編)
    セルロースナノファイバー蓄電体開発者に聞く脱炭素社会の材料開発を紹介する本連載。後編では、セルロースナノファイバー蓄電体が持つ可能性に注目します。アモルファス物性を巧みに利用し、環境負荷の低い植物由来のセルロースナノファイバーを用いた蓄電体の開発を行う東北大学未来科学技術共同研究センターのリサーチフェロー福原氏は、脱炭素社会でどのような用途を考えているのでしょうか?後編では、引き続き福原氏に、セルロースナノファイバー蓄電体の特性や用途、その可能性についてお伺いします。
  • 全固体電池で注目される蓄電効果を高めるアモルファス物性とは〜セルロースナノファイバー蓄電体開発者に聞く脱炭素社会の材料開発(前編)
    全固体電池で注目される蓄電効果を高めるアモルファス物性とは〜セルロースナノファイバー蓄電体開発者に聞く脱炭素社会の材料開発(前編)
    全固体電池は、電子の蓄積や電子の移動を担うイオン伝導を実現する電解質が従来の液体でなく固体で構成された電池です。従来の電池では、電解質の蒸発、分解、液漏れなどの液体特有の課題があり、長期保管や電池性能向上の妨げとなっていました。本状況下において2021年に東北大学より固体電解質に関わる「セルロースナノファイバーによる蓄電体の開発」が発表されました。今回は、脱炭素社会における材料開発に注目し、2回にわたって同研究開発を主導した東北大学未来科学技術共同研究センターのリサーチフェロー福原氏へお話を伺いしました。前編では、アモルファス物性の概要やアモルファス物性により蓄電効果が高まる原理についてご紹介します。
  • デファクトスタンダードとは?競争原理が生む事実上の標準について解説!
    デファクトスタンダードとは?競争原理が生む事実上の標準について解説!
    市場の黎明期には乱立していた規格や商品が絞られて、いつの間にかその市場の標準になっていた、というのはよくあることです。特に規格の多い工業やIT などの業界でよく目にすることですが、これはデファクトスタンダード(デファクト標準)と呼ばれています。自社が属する業界や市場でデファクトスタンダードを獲得することは、その後の事業の優位性に大きく影響します。今回は、デファクトスタンダードの概要や他の標準との違い、そのメリットや具体的な事例を紹介していきます。
  • JSA(日本規格協会)とは?JIS規格・ISO規格・JSA規格との関係を詳しく紹介
    JSA(日本規格協会)とは?JIS規格・ISO規格・JSA規格との関係を詳しく紹介
    JSA(日本規格協会)はJIS(日本産業規格)の制定に深い関わりを持つ機関です。JISが制定されるまでのフローの中で、JSAはどういった部分を担当しているのでしょうか。今回は、JSAの役割や組織構成、JISやISOなど規格に関する活動内容など、JSAの基本的な情報を紹介します。
  • IECとは? IEC規格とは?ISO規格・JIS規格との関係から国際標準化の近況まで解説
    IECとは? IEC規格とは?ISO規格・JIS規格との関係から国際標準化の近況まで解説
    IECとは電気製品の国際標準を定める団体です。国際標準化が進み、国際規格に適合する製品開発の重要性が高まり、この国際規格の一つに、「IEC」があります。今回は、IECとIEC規格の概要や、IEC規格とISO規格・JIS規格との関係、国際標準化が進む現状など、IECに関する基本情報をまとめてご紹介します。
  • BSIとは|BSIが認証するBS規格の価値とISOの関係性
    BSIとは|BSIが認証するBS規格の価値とISOの関係性
    BSIとはイギリスの英国規格協会という機関です。BSIはBS規格という規格を定めるために設けられた機関であり、製品・システムなどの基準を制定することで流通や製造の円滑化、品質の統一を目指しています。また、BS規格は日本でもよく知られているISO規格の原案として使用されることが多く、ISOとBSIの関係性はBSI発足当初から深いものです。今回は、BSIとはどんな機関なのか、提供しているサービスはどんなものがあるのかについて解説します。BSIという機関や、ISOの原案とされることの多いBS規格について知りたい方はぜひ参考にしてください。
  • ISO規格とは|ISOの基礎的な知識とメリット・デメリットを徹底解説
    ISO規格とは|ISOの基礎的な知識とメリット・デメリットを徹底解説
    国際標準化機構という機関が定める規格に「ISO規格」があります。国際間取引が多分野で増えてきている近年では、ISO規格の重要性は年々高くなっている状況です。また、企業によってはISO規格を取得していないと国内間であっても取引を行うことが難しいなど、国際的な基準に合わせた方針で取引を進めているところも増えてきています。今回は、ISO規格とはそもそもどんな規格でどんなメリット・デメリットがあるのか、そして取得するにはどうすればいいのかを解説します。今後、他国との取引や、他国と取引している企業との取引を検討されている方はぜひ参考にしてください。
  • JIS規格とは|JIS規格の重要性を詳しく解説
    JIS規格とは|JIS規格の重要性を詳しく解説
    あらゆる商品・サービスが新たに開発されていく現代において、もし商品同士の互換性などに対する規格がなかったらどうなるでしょうか?電池のサイズが会社ごとで微妙に違う、充電器の差込口は専用のしか使えない、北海道の信号は赤で止まれだけど東京は青が止まれになっている。こんな状況が普通に起こっているかもしれません。こういった問題が発生しないように制定されたものが「JIS規格」です。今回は、JIS規格の詳細と重要性について解説します。JIS規格がなぜ必要なのか、どんなものにJIS規格は適応されているのかを知りたい方はぜひ参考にしてください。
  • 超音波霧化分離とは。熱エネルギーを使用する蒸留プロセス代替で化学産業のCO₂排出量削減に期待
    超音波霧化分離とは。熱エネルギーを使用する蒸留プロセス代替で化学産業のCO₂排出量削減に期待
    超音波霧化分離とは、混合溶液に超音波を照射して霧化し、物質を分離・精製・濃縮する技術です。徳島県鳴門市に拠点を構えるスタートアップ「ナノミストテクノロジーズ」は、「超音波霧化分離」を用いた独自装置を用いて、従来の化学プロセスで利用されてきた蒸発・蒸留法に比べ使用エネルギーを3〜7割、CO2排出量を4〜8割削減したと発表しました。今回は、化学産業のCO2排出量削減に期待される「超音波霧化分離」の装置開発を行うナノミストテクノロジーズ株式会社代表取締役社長の松浦一雄氏に、超音波霧化分離の原理や概要、同技術の適用事例についてお伺いしました。
  • 二次加工不要を狙い開発された「反射防止構造体」成形転写技術の可能性~「黒の中の黒」を追求する研究開発(後編)
    二次加工不要を狙い開発された「反射防止構造体」成形転写技術の可能性~「黒の中の黒」を追求する研究開発(後編)
    「黒の中の黒」を追求する研究開発を紹介する本連載。後編では、「究極の黒」を身近にするプラスチック製品への「反射防止構造体」成形転写技術の可能性に注目します。金型の表面に微細な形状を施し、転写することで、光を外に出さずに閉じ込め、反射を限りなく抑えることができるという同技術。後編では、引き続き大塚テクノの佐藤氏に、二次加工を必要としない「反射防止構造体」成形転写技術の特徴や用途開発展望についてお伺いします。
  • 「究極の黒」を身近にするプラスチック製品への「反射防止構造体」成形転写技術~「黒の中の黒」を追求する研究開発(前編)
    「究極の黒」を身近にするプラスチック製品への「反射防止構造体」成形転写技術~「黒の中の黒」を追求する研究開発(前編)
    「究極の黒」といえば、入射した可視光の99.965%を吸収する「ベンタブラック」や、2019年に米国のマサチューセッツ工科大学(MIT)より発表された99.995%カーボンナノチューブが有名です。一方で、医療、精密電子分野を中心に合成樹脂製品の製造・販売を行う大塚テクノ(徳島県鳴門市)がプラスチック製品の可視光吸収率約99.8%を実現する「反射防止構造体」の成形転写技術を開発したことをご存知でしょうか。今回は、「黒の中の黒」を追求する研究開発に注目し、2回にわたって「反射防止構造体」の成形転写技術を開発した大塚テクノへお話を伺いしました。前編では、「反射防止構造体」開発経緯や低反射率を実現する原理、「究極の黒」にしのぎを削る研究開発状況についてご紹介します。
  • 水密溶接とは。さまざまな用途で活用される液体を密閉する溶接技術
    水密溶接とは。さまざまな用途で活用される液体を密閉する溶接技術
    水密溶接とは気密溶接の一種です。液体を密閉し、圧力がかかっても液体が外に漏れ出さないようにする溶接技術で、「ウォータータイト(WT)」と呼ばれることもあります。配管類やトンネル、貯水タンク、運河、水路など生活のさまざまなシーンで活用されており、流体の種類も水以外に油や薬品、調味料などさまざまだと言います。今回は、神奈川県で水密溶接を使ってさまざまな冷却水循環装置などを製作している、第五電子工業に溶接方法や溶接時の注意点など伺いました。
  • ガス軟窒化処理とは。50年以上熱処理加工を行う熱処理業者に聞く基礎知識
    ガス軟窒化処理とは。50年以上熱処理加工を行う熱処理業者に聞く基礎知識
    ガス軟窒化処理とは、熱処理による表面加工の一種です。金属の表面にある鉄(Fe)に窒素(N)を化合して、硬度のある薄いFe2-3Nの層を生成することで、金属の摩耗を軽減することを主な目的としています。ガス浸炭焼入や真空焼入、高周波焼入などの熱処理は、金属組織を変化させ硬化させるため変形が起こりやすいというデメリットがありますが、ガス軟窒化処理は、金属の変形がほとんどないと言います。今回は、さまざまな金属の熱処理に関わる加工をトータル的にサポートしている、埼玉県にある有限会社中村熱処理工業所にガス軟窒化処理の方法やメリットなどについてお話を伺いました。
  • バイオマスとは。定義や種類、利用形態を分かり易く解説~太陽エネルギー利用の基礎知識(8)
    バイオマスとは。定義や種類、利用形態を分かり易く解説~太陽エネルギー利用の基礎知識(8)
    再生可能エネルギーの中で大きな割合を占めている太陽エネルギーに注目し、日本太陽エネルギー学会の監修により基礎解説をしていく本連載。第8回目は、バイオマスについてです。バイオマスとは、元々は生態学の分野で用いられていた言葉であり、光合成生物が太陽光を受けて生産した物質とそれらを利用する従属栄養生物がつくり出す生物体の量を指します。再生可能エネルギー社会に向けたバイオマスが注目されていますが、バイオマスのエネルギー利用には地域に賦存するバイオマスの種類に応じ、またその地域のエネルギー需要に適した方法で利用する「適材・適地・適法」といった考え方が必要です。今回は、バイオマスの定義や種類、利用形態について解説します。
  • 有人宇宙開発に閉鎖型生態系による生命維持システムが必要な理由〜作るだけじゃない。宇宙開発ビジネス動向(後編)
    有人宇宙開発に閉鎖型生態系による生命維持システムが必要な理由〜作るだけじゃない。宇宙開発ビジネス動向(後編)
    宇宙開発ビジネス動向を紹介する本連載。後編では、有人宇宙開発で必要とされる閉鎖型生態系による生命維持システムに注目します。閉鎖型生態系による生命維持システムCELSS(Closed Ecological Life Support System)は、宇宙空間に閉鎖型の生態系を人工的に作り出し、理想的にはすべての資源を作り出し、再利用し、コントロールするシステムです。CELSSは宇宙空間での資源リサイクルの取り組みとして国内外で様々な取組みが行われています。後編では、宇宙システム開発代表取締役広崎氏に、閉鎖型生態系による生命維持システムの概要や将来的な有人宇宙開発の展望についてお伺いします。