みんなの試作広場とビジネスパーソン向けに厳選書籍のダイジェスト(要約)配信サービス「SERENDIP(セレンディップ)」を提供する株式会社情報工場のコラボレーション。 世界中の旬なテーマについて、株式会社情報工場が関連書籍を厳選し、そこからものづくりに活かせるヒントを読み解きます。
-
新型コロナウイルス感染症への対応の中で、保健所への感染者の報告がファックス経由であるなど、日本のデジタル化の遅れが浮き彫りになった。一方で、デジタル化に対し、あらゆる人の行動がデータ化・監視されたり、自動化技術やAIで人の仕事が奪われたりといった懸念の声も小さくない。今後避けることが難しい「デジタル化時代」に、誰もが自由で豊かになる社会を実現するにはどうすればいいのか。
-
新型コロナウイルス感染拡大は、なかなか収束しない。仮に収束しても、さらに未知の新型ウイルスがいつ出現するかわからない。そのたびに都市封鎖を繰り返していては、経済は停滞し、社会が崩壊に向かうに違いない。コロナ以前の社会がウイルス感染症に「脆弱」だったのだとすれば、ウィズコロナ/アフターコロナの社会は、その脆弱性をどう解消するかにかかっている。本稿では、そのための方向性を考えてみたい。
-
緊急事態宣言と自粛要請により、日本の新型コロナウイルス新規感染者数はいったんは押さえ込まれた。だが宣言を解除し、経済活動が再開され、人々が以前と同じ行動様式に戻ると、大都市を中心に感染が再び広がり始めたようだ。今後は経済活動を止めることなく、コロナウイルスと共生する社会への転換が急がれるが、そのためにも、人間とウイルスの関係性、特に社会のあり方や人々の行動様式が感染症拡大に及ぼす影響のメカニズムとの関係をよく理解する必要がある。
-
2019年末に発生したと言われる新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、われわれの油断の隙をついて一気に世界中に広まり、多くの先進国の医療と経済を麻痺させた。一方、同感染症に関するさまざまなデマや不確かな情報が増幅されて広がり、われわれの正しい情報に基づいた適切な行動を難しくしている。こうした混乱に強い社会は、どのように構築すればいいのだろう。
-
「モノの生産」は、深刻な環境汚染や資源枯渇など、さまざまな地球的課題を生み出した。それらの解決を図り、持続可能な循環型経済モデルである「サーキュラー・エコノミー」の取り組みが始まっている。ものづくりが持続不可能な社会を作らないためにどうすればいいか。(株)情報工場が厳選した3冊の書籍から考察する。
-
大量のデータを集め、テクノロジーを駆使して活用するプラットフォーマーが台頭している。彼らは従来不可能だったモノやコトを、これまでにない規模とスピードで便利にマッチングする新たな市場を創造し、大きく成長した。さらに中国では、プライバシーデータを活用した「信用の市場」が生まれつつある。こうした大きな「流れ」を、(株)情報工場が厳選した3冊の書籍から考えてみたい。
-
デジタル技術の進歩は世界を、確実に、大きく変えようとしている。身の回りのさまざまなモノやプロセスがデータ化され、アナログでは不可能だった最適化や効率化が実現しつつある。それは不動産など、デジタルと無関係と思われていた業種にまで広がる。しかしここで考えなくてはならないのが「人間」との関係だ。人間はデジタル化で高度化するシステムにどう関与し、共存すべきなのか。(株)情報工場が厳選した3冊の書籍から考えてみたい。