熱可塑性樹脂の基礎知識~特徴と物性と成形法、用途などを一覧で紹介 (1/3)

この記事では熱可塑性樹脂についてご紹介します。熱可塑性樹脂の特徴や構造と物性、それらに基づいた成形法はどのようなものでしょうか? さらに、代表的な熱可塑性樹脂については、特徴やメーカーなどを一覧にまとめています。


以下の記事でも樹脂材料にについてご紹介していますので、あわせてご参考ください。

熱可塑性樹脂の特徴とは?

<写真1>熱可塑性樹脂の使用例 ペットボトル
<写真1>熱可塑性樹脂の使用例 ペットボトル

熱可塑性樹脂(Thermoplastics / Thermoplastic resin)は名前が示すように、熱を用いた可逆的な変形が可能な性質があります。その特徴を活かし、量産性が高い成形加工プロセスが開発され、幅広い分野の製品原料として用いられています。

(1) 所定の温度範囲における加熱や冷却によって成形できる

熱可塑性樹脂の成形法は、この特徴に基づいているため、使用する樹脂の
・流動性に影響する融点や溶融粘度
・メルトフローレート(MFR)等の物性
・成形品に影響する収縮性や熱安定性等
といった物性を知っておくことが必要となります。

(2) 他の材料に比べて軽量である

熱可塑性樹脂の比重(g/cm3)の目安は1と、ほかの材料(鉄:7~8、非鉄金属:2~9)に比べて小さいことが分かります。

熱可塑性樹脂を見分ける2つのポイント(溶融物性・固体物性) 次ページ

こちらの記事もおすすめ(PR)