鋼材に関するお困り事を解決! 図面を読み取る力と細やかな対応で、顧客から信頼され続ける長崎県の丸二鋼材

建築、機械、土木などの幅広く工業用の材料として使用される鋼材。鋼材の販売は様々な企業が行っていますが、その中から選ばれ、信頼を得ることは簡単ではありません。可能な限り希望に沿った納期での対応や図面から何が必要か、どのような加工をしたいのかを読み取る力などの顧客の立場に立った細やかな対応が大切だと言います。今回は、長崎県長崎市にある鋼材販売業を営む丸二鋼材株式会社に顧客から信頼され続ける理由についてお話を伺いました。

長崎県で鋼材販売業を営んで60年超。丸二鋼材にお話を聞きました

丸二鋼材株式会社は、長崎県長崎市で60年以上にわたって鋼材販売業を営んでいます。創業は昭和33年。元々スクラップ業を行っていた創業者が、当時長崎県唯一の資材屋が閉店したのを機に丸二鋼材を立ち上げました。主な取引先は長崎県内にある鉄工所やゼネコン、製缶業などを行っている企業です。「地産地消」をモットーとしており、長崎県内の建設・建築業者が主な取引先となっています。

本社外観(提供:丸二鋼材)
本社外観(提供:丸二鋼材)


資材メーカー約10社と取引しており、鉄筋や一般H形鋼、一般構造用形鋼といったよく使用される鋼材を中心に在庫をそろえています。


丸二鋼材で取り扱っている鋼材の一部(提供:丸二鋼材)
丸二鋼材で取り扱っている鋼材の一部(提供:丸二鋼材)


丸二鋼材では、鋼材を販売するだけでなく、顧客からの要望に応じて穴あけや切断、開先などの加工も行っています。「鉄工所の方々の手間を省くために、弊社が大東精機と相談して一次加工ラインを作りました」と語るのは専務取締役の椎井真大氏です。また、顧客の要望に合わせて設計図を引き、金物工事にも対応しています。


地元・長崎の企業から、丸二鋼材が信頼され続ける理由とは

地元・長崎で長年活躍している丸二鋼材が、顧客から厚い信頼を得ている理由の一つは、図面を読み取る力にあります。
「CAD図と構造図をいただいて、その図面からまず何が必要か、どのような加工をしたいのかを弊社で読み取ってすぐに打ち合わせに入るので、お客様からは『対応がスピーディーで助かる』と喜ばれています」(椎井氏)

そして、現場の状況を把握することを大事にしているのも、顧客からの信頼につながっています。
「納品する場合、必ず現場の長に状況を確認するようにしています。なぜなら、資材発注をする部署と現場は別の場合が多いため、現場では『今持ってこられても困る』といったこともよくあるからです。ですから、『この資材をこの日程で納品して問題ないですか』といったことを、現場の長に確認して調整するようにしています」(椎井氏)

また、製品精度の高さも同社の強みです。切断や穴開けといった加工は機械で行うためほぼ間違うことはありませんが、丸二鋼材では担当者がオーダー通りの加工になっているかを人の目で計測。間違いのない製品をお届けすることを大切にしています。
「まず失敗することはないのですが、万が一オーダーと違うものを納品すると、現場で大きなご迷惑をおかけすることになります。そうならないためにも、念には念を入れて間違いのないものをお届けすることを徹底しています」(椎井氏)


機械での加工であっても、人の目で加工精度を確認する(提供:丸二鋼材)
機械での加工であっても、人の目で加工精度を確認する(提供:丸二鋼材)


可能な限り顧客の希望に沿った納期で対応するようにしている丸二鋼材ですが、その際に重要になるのは、資材メーカーの動きを把握しておくことだと言います。
「メーカーは、コンプライアンスがはっきりしていることもあり、融通が効きません。そこは仕方がないところですので、我々がメーカーの動きをしっかり把握して、どのタイミングで手配をかければ工期通り進められるかを考え、お客様にご提案しています」(椎井氏)

このように、顧客の立場に立って細やかな対応を積み重ねてきたことが、地元企業から長年支持される所以となっています。


顧客の要望に確実に応える、丸二鋼材グループでの連携

丸二鋼材は、有限会社S・Sメタルと株式会社メタルアートというグループ会社を2社有しています。

S・Sメタルは、窓の周辺を補強する胴縁の加工や柱の補強に使われるブレスの製造、形状鉄骨の穴開けや溶接を行う会社です。建材を受注した丸二鋼材が、その現場で必要となる胴縁とブレスをS・Sメタルに発注することで、スムーズな納品につなげています。また、丸二鋼材の営業担当がS・Sメタルの営業も兼ねているため、顧客にとっては資材の発注と胴縁などの発注の窓口が一本化されるというメリットがあります。

もう一つのグループ会社であるメタルアートは、鋼板の切断・加工、薄板精密切断加工を行っています。そのため、建築物に必要な切り板は、丸二鋼材からメタルアートへ自動発注しており、確実に納期に合わせて必要な切り板を用意することが可能です。

このように、グループ会社と連携することで、ただ鋼材をそろえるだけでなく、その次のステップで必要なものまで加工して納品できるのが丸二鋼材グループの強みです。


グループ会社であるS・Sメタル(左)とメタルアート(右)(提供:丸二鋼材)
グループ会社であるS・Sメタル(左)とメタルアート(右)(提供:丸二鋼材)


顧客との信頼関係を培う教育方針と鋼材販売のやりがいとは

長年、お客様との信頼関係を培ってきている丸二鋼材が大切にしているのは、「お客様との約束を守ること」。それを実現するために、丸二鋼材では新しく入社した従業員の育成は、徹底したOJTで行います。
「弊社は営業、倉庫での在庫管理、設計、加工、配送、庶務に担当が分かれています。入社した方の性格を見て配属を決め、適任だと思う指導担当を私が選んでいます。知識と経験が大事な業界ですから、マニュアルでの指導ではなく、OJTが重要だと考えています」(椎井氏)

通常半年、早ければ3カ月ほどで独り立ちさせ、どんどん仕事を任せていくことで責任感を持たせていくのが丸二鋼材のスタイルです。
「失敗したら上司の責任。その上司の責任はその上が担うから、安心してチャレンジしておいでというのが弊社の方針です。そして、上司には『自分がしたことがないことは部下にさせないように』という指導も徹底しています。その代わり、部下は失敗したら失敗したと報告できる、嘘をつかない人を選んでいます。体育会系の人が多いですね」(椎井氏)

鋼材販売の仕事のやりがいについて尋ねると、椎井氏は「営業であれば、お客様と信頼関係を築くこと」と語ります。
「鋼材そのものは、うちでなければ売っていないものではありません。だからこそ、かゆいところに手が届く対応や納期などお客様との約束をきちんと守るといったことが弊社を選んでいただける理由になってきます。そのようにして納めた資材を使って出来上がった建物を見ると、とてもうれしいですね」

また、仕入れのコントロールも腕の見せ所。
「やはり、この業界で一番重要になるのは仕入れの量とタイミング。資材の値上がりが業績に大きく影響してきます。そこがハラハラするところでもあり、おもしろさでもあると言えます。ですから、常に新聞で社会情勢を把握しつつ資材メーカーから助言をもらったり、不動産業界の動向にアンテナを張ったりしています」(椎井氏)


長崎県における鋼材の悩みを解消

今後も「地産地消」のモットーは崩さずに、地元・長崎県の企業へ寄与していきたいと考えている丸二鋼材。
「長年長崎で仕事をしていますが、もちろん全ての企業のみなさんに知っていただいているわけではありません。まだ一緒にお仕事をしたことがない企業にもぜひ私たちを活用していただきたいですね。もし、鋼材のことで何か困っていることがありましたら、ぜひご相談ください。親身になって対応させていただきます」(椎井氏)

長崎県内で鋼材を使用される企業は、ぜひ丸二鋼材に問い合わせてみてください。


丸二鋼材株式会社
創業昭和33年。長崎県長崎市で鋼材販売業を営む。「地産地消」がモットー。CAD図や構造図から必要な資材を読み取る力とかゆいところに手が届く細やかな対応が、顧客からの高い評価につながっている。グループ会社に有限会社S・Sメタルと株式会社メタルアートがある。
丸二鋼材株式会社