まずは工場見学~機械加工委託先に好適な充実した機械設備と幅広い業務が特徴の日幸製作所

「部品の機械加工を委託したいのだけれど、Webサイトだと、どの会社もあまり違いがないように見える。どの会社に任せたらよいのかわからない…」。そんな悩みを持つ研究開発者の方も少なくないのではないでしょうか。確かに、NC旋盤、マシニングセンターなどの機械設備が同じなら、機械加工品の品質も大きな違いはなさそうに思えますが、実際はどうなのでしょうか。日々見学者が訪れる機械加工会社・日幸製作所に訪問、工場見学し、同社が大企業をはじめとするお客様からどのような視点で選ばれているのかを伺ってきました。


日幸製作所の工場、約1,800坪の広さと充実な機械加工設備

1980年創業の日幸製作所は、静岡県の三島・沼津地域で産業用・医療用の金属や樹脂等の機械加工品の製造・組立を手がけています。2007年に開催された「第39回技能五輪国際大会」の会場地である沼津市に、敷地面積約13,000㎡(約4,000坪)、工場建物面積約6,000㎡(約1,800坪)の工場を構え、そこで機械加工・組立・検査などをすべて行っています。

メインの機械加工工場には、最新型の5軸制御複合機械を含む複合加工機、NC旋盤とマシニングセンター、ガンドリルマシン、放電加工機、各種研磨機等、大小約80台の機械設備が並んでいます。


機械加工工場の様子
機械加工工場の様子


左:最新型の5軸制御複合NC旋盤、右:立体マシニングセンター
左:最新型の5軸制御複合NC旋盤、右:立体マシニングセンター


5軸制御複合マシニングセンターでの材料加工の様子
5軸制御複合マシニングセンターでの材料加工の様子


NC旋盤とマシニングセンターがメインの機械ですが、ワイヤー放電加工機や、ガンドリルマシン、グラインダー(研磨機)など特殊加工を行う機械もあります。


ワイヤー放電加工機
ワイヤー放電加工機


工場には製造用の機械設備と同様に測定・検査に使う設備も充実しています。主な検査・測定器は二次元・三次元画像測定器や、三次元測定機、測定顕微鏡、表面粗さ・輪郭形状測定器です。


最新の画像測定器
最新の画像測定器


工場内部の清潔感と機械設備の充実度~機械加工委託先に好適な理由①

日幸製作所の強みについて、「私たちの場合、工場見学をしていただけると好印象、高評価の感想を持っていただけると思っています。一番の理由は、ぱっと見ただけで伝わる清潔感だと思います。工場の環境を維持向上するための日々の定期的な活動も実施しています。」と同社社長は語ります。
「それに加えて、機械設備の充実度と工場のスケール感だと思います。最新型の5軸複合旋盤や5軸複合マシニングセンター等を複数台導入していることは、やはり大きな強みになっています。また、いま見ていただいたように、この広い工場内に、NC旋盤、マシニングセンター、放電加工機、各種研削機、ガンドリルマシン、画像測定器、三次元測定機・形状測定機などを一通り揃えていることも大きいと思いますね。ここならお仕事を依頼してみようかなと思っていただけているのではないでしょうか。
ここ約5年間に毎年約1億円ずつの設備投資を実施しておりますが、複数工程化、工程短縮、精度維持向上、自動化、段取り減少等を目的に、複合機化、ロボット導入、前段取り化等を優先して進めています。また、これらの実施項目は、同時に工場で働く人たち、作業する人たちの各種作業についての効率化、合理化、軽減にもつながっていると思います。」


手作業による品質管理と業務内容の幅広さ~機械加工委託先に好適な理由②

日幸製作所では、機械だけでは品物が出来上がらないケースも手作業で製作を行う、「手作業」「組立」「検査」が行えるという点もポイントになるそうです。
その理由を、社長は
「たとえば私たちは、機械加工の後、内視鏡やビデオスコープを使って、手作業で加工品の内部や細部のバリ取りを丁寧に行っています。品質に厳しいお客様が多く、こうした細かなサービスは非常に喜ばれます。なお、内視鏡は検査の際にも使っています。このくらい細かな検査を行うのが私たちの当たり前です。」と、教えてくれました。


ビデオスコープを使ったバリ取り。画面を見ながら少しずつ手を動かす。
ビデオスコープを使ったバリ取り。画面を見ながら少しずつ手を動かす。


さらに、受託できる業務内容やお客様の幅が広いことも日幸製作所が支持される理由のひとつです。
「私たちは、鉄・チタン・アルミ・SUS・銅などの金属を全般的に扱っており、それ以外に樹脂の機械加工も積極的に行っています。また、お客様の業界は、自動車、車輛、航空機、宇宙、医療、半導体、工業用ロボットとさまざまです。対応業界に関しては善し悪しがあり、たとえば自動車業界専門の加工会社さんもあって、そうした会社は本当に深い知見を強みにされています。一方、私たちの強みは、さまざまな業界のお客様の多種多様な依頼にお応えできることです。たとえば、樹脂加工に使う刃物は硬さや種類などが金属とはまったく違うため、独特のノウハウが必要となります。こうしたノウハウも私たちの強みの1つです。」


樹脂加工物
樹脂加工物


業務内容の幅広さの象徴が、「ユニット受託」です。日幸製作所では、外部の板金加工業者などとタッグを組んで、機械加工だけでなく、加工した金属・樹脂と板金を組み立てて、通電・耐圧検査などを行った上で完成物を納品するところまで、すべて一括で受託することを当たり前のように行っているそうです。
「最近は、このような組立品を納品するケースが増えており、この点が受託の決め手になることも珍しくありません。」


多数の認証取得と職場改善活動~機械加工委託先に好適な理由③

読者のみなさんの中にも、「認証取得」について気にする方も多いのではないでしょうか。日幸製作所は「ISO9001認証」「エコアクション21」「JIS Q 9100認証」「全省庁統一資格」を取得しています。これも安心感につながるはずです。
社長は、最後に大事な点として「職場改善活動」について説明してくださいました。
「いま私たちは継続的な職場改善活動に力を入れています。たとえば、最近どのような職場改善を行ったかを報告する『Before/After報告書』や社員が自主的に巡回し、職場改善が行われているかどうかを確認・報告する『自主巡回実施結果報告書』などがあります。それから、先に紹介した工場見学の写真のなかに『作業前指差し確認!』のシールが貼ってある機械がありますが、あれも職場改善活動の成果の1つです。それ以外に、月に2回の全体情報交換や、年度末の赤札作戦(不要物をまとめて廃棄するイベント)など、さまざまな施策を実行しています。見学の際にこのことをお話しすると、実は喜んでいただけるお客様がかなり多いです。お客様に信頼していただくには、機械や技術に加えて、働くメンバーの姿勢も重要なのだと感じています。」


自主巡回実施結果報告書
自主巡回実施結果報告書


機械加工を検討しているなら、まずは工場見学へ

広大な土地で大型設備を備え、さらに手作業も含む細かな業務もカバーする日幸製作所。
職場改善なども徹底し、工場の環境の維持向上にも積極的に取り組む姿勢が、品質保証にも注意を払う大企業をはじめとする多くのお客様に信頼され、支持される理由ではないでしょうか。


最後に、みんさく読者の皆さんに向けメッセージをいただきました。
「仕事の依頼を検討されている方は、ぜひ一度工場見学にいらしてください。私たちは、最近は医療・宇宙・工業用ロボットなどの新領域にも力を入れています。また、まったく未知の領域の方も大歓迎です。実は、工場見学に来ていただけることは、メンバーの刺激にもなる嬉しいイベントなのです。この記事ではお見せできないものもいろいろとご紹介させていただきます。お待ちしています。」



株式会社日幸製作所
沼津市に約1,800坪(敷地面積約4,000坪)の工場を構え、自動車・電車・航空機・宇宙・医療・半導体・工業用ロボットなどのお客様に対して、金属加工・樹脂加工・ユニット受託などのサービスで幅広く貢献している機械加工会社。最新型の5軸複合旋盤・5軸複合マシニングセンターをはじめとした最新型の加工機械を揃えるだけでなく、加工技術・手作業・検査・組立などの「匠の技」も充実している。
株式会社日幸製作所