製品開発期間短縮!半導体・電子部品の調達における通販サイト活用のススメ

他社に先駆けて製品をリリースし優位性を獲得するために、製品開発期間をいかに短縮するかは各社共通の課題です。製品開発における各工程を見直し、余計な無駄を省くなどの効率化施策を打つことが求められます。

そこで今回は、製品開発の中でも「半導体・電子部品の調達」に着目し、製品開発期間短縮に一役買ってくれるかもしれない、「通販サイト」の活用メリットとその選び方についてご紹介します。

研究開発を担当している方も調達を担当している方も、現状抱えているお悩みを解決する糸口が見つかるかもしれません。

製品開発における部品調達の時間を短縮し、本来の研究開発に集中しよう

製品開発に従事する研究者にとって、試作時の部品の調達は時間や手間がかかり、本来集中したい設計や検証試験に時間が取れずにもどかしく感じることも多いのではないでしょうか。

部品の調達は、最適な部品探しだけではなく、相見積もりや購入のための新規アカウント作成、他部門への調達依頼のため情報の受け渡し、購入までの煩雑な社内フローといった時間を要する工程が多数生じます。
この部品調達に要する時間や手間を短縮することができれば、製品開発期間の短縮が可能になるかもしれません。

製品開発(試作品開発)フェーズでの部品調達に時間がかかる理由

部品の調達は一般的に、商品を探す→調達先の選定(相見積もり)→購入(新規アカウント作成→発注→支払い→納品)という流れで行われます。
その中でも製品開発(試作品開発)フェーズの部品調達では、特に以下のような理由で多くの時間を要してしまうことが考えられます。

  1.  多くの部品のスペック収集・比較・選定に時間がかかる
    試作品は、一度に製作する数は少ないですが、設計変更を繰り返し、部品を変えて検証することも多いため、小ロット、多品種の部品調達が必要となります。そのため、全ての部品について複数メーカーの複数種類の部品のスペック情報を集め、比較し、条件に合うものを選定する必要があり、その作業には大変な労力と時間がかかります。
  2.  複数社への相見積もりと比較に時間がかかる
    購入したい部品が決まると、次に調達先を選びます。調達先の選定には、通常、複数社への相見積もりが必要となり、価格面の比較だけでも多くの時間がかかります。
    また、同じ部品でも調達先によって在庫状況が異なるため、価格だけではなく納品までの期間も考慮して選定する必要があります。
  3.  購入決定から取引開始までに時間がかかる
    新製品の開発では発注先が新規取引先となることも多くなります。新規取引先と取引を開始するための社内稟議や信用調査などの手続きは、規模の大きな会社ほど時間がかかる傾向があり、早く部品を手に取りたい研究開発者としてはもどかしい時間となります。

 

このように、一口に部品調達と言っても、その間に発生する様々な課題によって多くの時間がかかってしまいます。

これらの課題は、情報の一覧性や探しやすさ、自動見積機能、簡易な購入プロセスなどの、ウェブサービスならではの特徴を備えた通販サイトを活用することによって改善することができ、製品開発のスピードアップや本来取り組むべき研究開発への集中に繋げることができるのではないでしょうか。

通販サイト活用による時間短縮のイメージ
通販サイト活用による時間短縮のイメージ

半導体・電子部品の調達に通販サイトが向いている理由

今回注目する半導体や電子部品は、他の部品と比較しても、商品バリエーションが豊富(多品種)であるため、商品選定時に検討すべき情報量は多くなります。
部品の比較の際に、複数メーカーから個別に情報収集するよりも、通販サイトで複数メーカー・複数商品の情報が一覧で表示できるほうが圧倒的に使いやすく、比較がしやすいと言えます。

また、半導体や電子部品は、小型で少額なものが多いため、メーカーへの直発注やカスタム品の依頼だと小ロット購入は受け付けてくれないケースもあります。
しかし、半導体や電子部品の中でも型番商品であれば、メーカーや販売店も在庫しやすいため小ロットからの受注に対応でき、小型であることも輸送しやすさというメリットにつながり即納が可能となるため、通販向きの商品だと言えます。
最近では、個人エンジニアやスタートアップ企業などで、IoT製品を自作するニーズなどもあり、個人購入に対応した通販サイトも増えています。

このように、半導体・電子部品は通販サイト向きの特徴が多くあり、すでに多くの通販サイトでも取り扱われています。

しかし、買えればどこで買っても良いというわけではなく、通販サイトによって、取扱商品に特色があったり、支払い方法やオプションサービスが選べたりと、様々な特徴がありますので、目的にあったサイトを選ぶことも重要です。


5つのシーンで選ぶ、半導体・電子部品の通販サイト

半導体・電子部品の購入に通販サイトを活用してみたいけれど、どのようなサイトを選ぶべきか分からないという方のために、代表的な5つのニーズごとにサイトの選び方と通販サイトの一例をご紹介します。

① 多くの種類の中から探したい

とにかく多くの種類の中から製品を探したいという方には製品ラインアップ数でサイトを選ぶのがおすすめです。

例えば、多品種を扱うサイトとして「RSオンライン」が挙げられます。
こちらのサイトは、50万点以上の製品ラインアップ数を誇り、国内外のメーカーも幅広く扱っています。
また、製品のスペックを比較できる機能もあるため、最適な製品を容易に見つけることが出来ます。

② 商品の選定をサポートしてもらいたい

商品選定の経験が浅い場合や商品知識が足りない場合には、プロに相談しながら、商品を選べると安心です。
実店舗を持つサイトを選べば、実際に店頭で質問をしたり、サンプルを手に取って確かめたりした上で納得して購入することができます。中には相談専用のコールセンターを設けているサイトもあります。

例えば、実店舗を持つサイトとして「マルツオンライン」が挙げられます。
こちらのサイトでは、全国11か所に訪問可能な営業所を持ち、店頭での購入やサンプルの確認、通販サイトで購入した商品の受け取りも行えます。

③ 量産化を見据えて部品を購入したい

試作を行う際に、量産化を見据えてお試しで注文を考えているという方には、将来的に量産対応ができるメーカー直営のサイトを選ぶのがおすすめです。

例えば、接続端子などの基板用部品の分野では「アイクレックス 基板用部品既製品販売サイト」が挙げられます。
こちらのサイトでは、部品を製造するメーカーが直接、製品の販売を行っているため、量産を見据えたお取引が可能です。
量産決定時に改めて調達先を探す必要が無いため、スムーズな量産移行が実現できます。

④ ニッチな部品を購入したい

一般のサイトには掲載していないようなニッチな製品を購入したいという方には、セレクトショップ風のサイトを選ぶのがおすすめです。

例えば、セレクトショップ風のサイトとして「秋月電子通商」が挙げられます。
こちらのサイトでは、現在流通していない廃盤製品などの取り扱いも行っています。さらには、サイトに載っていない製品であってもリクエスト機能を通じて問い合わせると購入できる場合があります。

⑤ 設計から実装までを1社に任せたい

部品の調達だけでなく、設計から実装まで一括で発注したいという方には、そのようなサービスも兼ね備えたサイトを選ぶのがおすすめです。

例えば、プリント基板の分野では、「chip1stop」が挙げられます。
こちらのサイトでは、プリント基板製造サービスを提供しており、最先端のEDAツールを活用するなど、短納期で高効率な設計を行っています。さらに、幅広い実装手法にも柔軟に対応してくれます。

今回は半導体・電子部品調達時の通販サイト活用についてご紹介しました。

調達は、製品開発の全工程から見ると一部に過ぎませんが、その改善は長期的に大きな差を生む領域でもあります。社内外、部門間の連携が必要ですし、企業によっては厳格なルールが設けられるなど、これまでのやり方を変えることは簡単ではないかもしれません。一方で、予算の上限を設けるなどのひと工夫で通販サイトを取り入れることができる場合もあるのではないでしょうか。担当者間で一度活用を検討してみてはいかがでしょうか。


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